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467 部長も現場に!危険個所を探す動画作成!!
【部長ブログ】現場の「当たり前」を守り、新しい安全を創造する挑戦
警備の最前線から皆様へ
皆様、こんにちは。当社のウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
警備部門の責任者を務めております、部長の吉本です。
日頃より、当社の警備サービスにご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
私たち警備業の使命は、人々の安全と財産を守り、社会の円滑な活動を支えることです。
この使命を果たすため、当社では「現場のプロフェッショナルであること」を常に追求し続けています。
部長、岩国へ行く!~国道2号線での交通誘導のリアル~
先日、私自身が現場の最前線に立ち、警備業務に従事してまいりました。
場所は、山口県岩国市の国道2号線。
交通量の非常に多い主要幹線道路での、片側交互通行の交通誘導警備です。
長時間の現場勤務は久しぶりでしたが、改めて「現場の空気」を肌で感じることの重要性を痛感しました。
現場で実際に直面するのは、マニュアル通りにはいかない生きた状況です。
刻々と変化する交通量、ドライバー様のイライラ、気温の変化、そして何よりも、隊員が集中力を維持し続けることの難しさ。
警笛と誘導棒を手に、一台一台の車両に心を込めて対応しました。
誘導の仕方で危険性の軽減や誘導の分かりやすさが改善されます。改めて現場の安全が保たれることを再認識しました。
机上の理論だけでは安全は守れません。実際に立ち、汗を流すことで得られる教訓こそが、私たちの安全管理体制の血肉となります。
この体験を、今後の教育プログラムや安全対策にフィードバックしていこうと考えています。
議論の場から生まれる安全文化:毎月の安全衛生委員会
現場のリアリティを全社的な安全体制に昇華させる場、それが毎月開催される安全衛生委員会です。
この委員会では、単なる事故報告書の読み合わせで終わらせることなく、多岐にわたるテーマで活発な議論が交わされます。
議題は、熱中症対策、メンタルヘルスケア、新しい誘導方法の検討、ヒヤリハット事例の深掘り分析、
さらには隊員の健康管理から装備品の改善に至るまで多岐に渡ります。
例えば、ある月の議題では、「道路上での『危険な隙間誘導』をどう根絶するか」について深く掘り下げました。
交通の流れを良くしようとする善意から、かえって事故を誘発しかねない誘導動作が生まれることがあります。
これを単に「禁止」するだけでなく、なぜそのような行動が起こるのか、
心理的背景や現場の状況を分析し、具体的な代替え手段を全員で検討しました。
この地道で熱心な議論こそが、当社の安全文化を支える礎となっています。
すべての隊員が「自分事」として安全を捉え、意見を発信できる環境づくりに努めています。
時代に合わせた教育革新:TikTokで「危険な誘導」を徹底解説!
安全教育は、一方的な講義形式では浸透しにくいのが実情です。
そこで当社は、若手隊員にも馴染み深いプラットフォームであるTikTokを、新しい安全衛生のツールとして積極的に活用しています。
私たちが作成したのは、「改善点を探そう」と題したショート教育動画です。
- 車道上での誘導や立哨
- 後方ばかり見て前方をあまり見ていない
- 規制車の取扱い
- 資機材の使用方法
これらを、実際の現場映像とコミカルかつ緊張感のあるBGMを組み合わせ、短時間で記憶に残るコンテンツとして制作しました。
「SNSなんて」と敬遠する声もありましたが、実際に配信したところ、若い隊員だけでなくベテラン隊員からも「分かりやすい」「注意点が頭に入りやすい」と好評を得ています。
時代の変化を恐れず、効果的な教育方法を柔軟に取り入れることが、プロ集団としての責務だと考えています。
@synergycommunications
確かなプロを育てる:警備隊員教育への揺るぎない注力
私たちは、警備の品質は「人」で決まると考えています。
そのため、隊員一人ひとりのスキルアップと人間的な成長を支援するための教育体制に、一切の妥協をしません。
法定研修はもちろんのこと、当社独自の「リスク想定シミュレーション研修」を定期的に実施しています。
これは、隊員が実際の現場で遭遇しうるクレーム、緊急事態、予期せぬトラブルを想定し、ロールプレイング形式で対応能力を高めるものです。
特に、コミュニケーション能力の向上に力を入れています。
交通誘導一つとっても、ドライバー様への誘導の分かりやすさ、身だしなみや姿勢、そして何よりも現場を共に守る仲間との連携が、安全の鍵を握ります。
私たちは、単に「指示通りに動く警備員」ではなく、「自ら考え、行動し、現場の安全を創造できるプロフェッショナル」を育成し続けてまいります。
最後に
警備業は、技術と同時に「人間力」が試される仕事です。
私も含め、全社員が一丸となり、現場のリアリティを忘れず、常に新しい安全の形を追求していくことをお約束いたします。
今後とも、当社の活動にご期待ください。