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480 『進撃の巨人』と『警備会社』
「壁」の向こう側へ——『進撃の巨人』の防御思考から学ぶ、守りから攻めへの事業運営
警備会社で部長を務めております、吉本です。
日頃から人々の生命・財産、そして「安心・安全」を守る現場の最前線に立っている私ですが、
一人のビジネスパーソンとして、そして一人のファンとして心揺さぶられ続けてきた作品があります。
それが『進撃の巨人』です。
一見すると、巨人の脅威と絶望を描いたダークファンタジーのように思えるかもしれません。
しかし、警備・リスクマネジメントという観点からこの物語を読み解くと、
そこには事業運営における極めて深い示唆と、未来を切り拓くための強力なポジティブ・メッセージが満載されています。
今回は「警備会社の部長」という視点から、『進撃の巨人』の構造をビジネス・事業運営に置き換え、
私たちがどのように激動の時代を生き抜き、成長していくべきかをお話しします。
1. 「三重の壁」は完璧ではない:安心という「リスク」を破る
作中、人類は「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」という巨大な三重の壁の中で、100年の平和を教授していました。
これを企業の事業運営に置き換えてみましょう。
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ウォール・マリア(外郭の壁): 既存の市場、初期の参入障壁、現場の初期防衛ライン
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ウォール・ローゼ(中郭の壁): 自社のコア技術、ブランド力、ビジネスモデル
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ウォール・シーナ(内郭の壁): 内部留保、財務基盤、経営幹部・本社機能
企業の多くは、この「壁」の中にいることで強い安心感を抱きます。
「我が社には長年培った実績がある」「強固なセキュリティシステムが入っている」「業界のルールに守られている」——。
しかし、物語の冒頭で超大型巨人が現れ、壁はあっけなく崩壊しました。
警備の世界でも同じことが言えます。
「完璧な防壁」などこの世に存在しません。
時代が変わり、テクノロジーが進歩し、
市場の脅威が多様化すれば、
かつての頑丈な壁も一瞬で形骸化します。
事業運営において最も危険なのは、壁の存在を信じ切って「思考停止」に陥ることです。
壁は私たちを守ってくれる恩人であると同時に、私たちの視野を狭める「籠」にもなり得ます。
リスク管理とは、壁を築くだけではなく、「いつか壁が破られるかもしれない」という前提のもと、
常に次の一手を準備し続けるプロセスそのものなのです。

2. 「調査兵団」に学ぶ:イノベーションと挑戦のメンタリティ
壁の中で現状維持を望む「駐屯兵団」や「憲兵団」に対し、
リスクを承知で壁の外へ飛び出し続けたのが「調査兵団」です。
彼らの生存率は決して高くありませんでした。
しかし、人類に決定的な変革をもたらしたのは、常に彼らの「探求」と「挑戦」でした。
事業運営において、調査兵団が体現しているものこそ「新規事業への挑戦」や「イノベーションへの投資」です。
守りを固める(既存事業を維持する)だけでは、企業は緩やかに衰退していきます。
会社という組織を持続可能性の高いものにするためには、リソースの一部を必ず「壁の外=未知の領域」へ割り振らなければなりません。
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仮説と検証のスピード: 巨人の弱点を突き止め、立体機動装置を使いこなし、
戦術をアップデートし続けたように、ビジネスでもPDCAサイクルを高速で回すこと。 -
失敗を無駄にしない文化: 調査兵団の過去の犠牲は、すべて「情報」として次の作戦に活かされました。
企業においても、挑戦に伴う失敗を責めるのではなく、組織のノウハウ(知見)として蓄積するカルチャーが不可欠です。
「心臓を捧げよ」という有名なフレーズがあります。ビジネスにおいてこれは「命を捨てろ」ということではありません。
「自らの情熱と時間を、真に価値あるビジョン(目標)に集中させろ」という、
強力なリーダーシップとアジリティ(機敏性)のメッセージとして捉えることができます。

3. 多様性と信頼:強固なチームビルディング
『進撃の巨人』に登場する調査兵団のメンバーは、決して全員が完璧なスーパーヒーローではありません。
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猪突猛進だが圧倒的な推進力を持つエレン
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冷静沈着な頭脳で局面を打開するアルミン
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圧倒的な武力を誇るが不器用なミカサ
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癖は強いが情に厚く現場をまとめるジャン
一見するとバラバラな個性が、リヴァイ兵長やエルヴィン団長という優れたリーダーのもとで統合されたとき、
組織は単なる個人の集合体を超えた「爆発的な強さ」を発揮します。
事業運営も全く同じです。
警備会社であっても、現場で機敏に動く「武力」の持ち主だけでなく、
リスクを先読みする「頭脳」、お客様の心に寄り添う「共感力」、
システムを構築する「技術力」など、多種多様な人材が必要です。
お互いの弱点を補い合い、強みを引き出し合う。
「仲間を信頼する」というシンプルな基本徹底こそが、
どんな不測の事態(未知の巨人=予期せぬ市場の危機)に見舞われても倒れない、
しなやかで強い組織(レジリエンスを持つ企業)を作ります。

4. 未来を切り拓くポジティブなメッセージ:たたかわなければ、勝てない
この作品を貫く最大のテーマであり、
私がビジネスパーソンとして最も背中を押される言葉があります。
「戦わなければ、勝てない。」
変化の激しい現代社会において、何もしないこと、現状にとどまり続けることは、
一見「安全」に思えて、実は「最もリスクの高い選択」です。市場の波に飲まれ、時代の変化に置き去りにされてしまうからです。
しかし、私たちは恐れる必要はありません。
壁を越えて一歩踏み出すことは、勇気が要ることです。
時には厳しい風に晒され、壁の中の快適さが恋しくなることもあるでしょう。
ですが、リスクを恐れずに挑んだ先には、まだ誰も見ぬ「自由な海(=新しい可能性と成長)」が広がっています。
リスクマネジメントの真の目的は、単に「危険を排除して閉じこもること」ではありません。
「人々や企業が、安心して新しい挑戦へ飛び出せるように背中を支えること」こそが、本来の防衛・安全の役割です。
警備会社の部長として、社内の安全・安心の基盤を極限まで高めつつ、
自社が、そしてお客様が新しい「壁の外」へ果敢に挑戦できることが大切です。
あなたのビジネスにも、まだ見ぬ広大な「海」が待っています。
恐怖を乗り越え、未知の領域へ一歩を踏み出し、共に新しい時代を切り拓いていきましょう!

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コミュニケーションに、情熱を注ぐ。
警備のあしたに、希望を注ぐ。
株式会社シナジーコミュニケーションズ
警備事業部 吉本 義正 (部長)
携帯:080-2940-7139
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