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375 論文で表彰されました♪
みなさんおはようございます。
今回は「手前みそ」なのですが・・・。
昨年、警備業協会に提出した、『安全衛生にかかる論文』が
広島県の警備業の中で1位を獲得しました。
ここからは、提出した論文です。(乱文で申し訳ないのですが・・・。)
下座の業(行)
私は、株式会社シナジーコミュニケーションズのマネージャーをしています。日々、管制配置担当者や営業マンを指導・教育しています。
弊社は、交通誘導警備業務を中心に活動している警備会社です。さかのぼる事、2018年7月初旬。西日本豪雨災害が発生しました。
激しい雨で、ほとんどの現場が中止となりました。広島県内でも、各地で土砂崩れが発生し、往来ができない状況となっていました。
明日からの見通しが立たないまま、鳴る営業携帯電話。電話の内容は、「明日から、災害復旧工事で、緊急で警備を手配してもらえないか。」と言った話ばかりでした。
現場が止まり、仕事が作れないままであったので、契約を行い、警備士(当社では警備員を警備士と呼んでいます。)を現地に向かわせるのでした。
しかし、災害復旧工事で従事する警備士からは、色々な声が聞こえてきました。「地面がミシミシ音がする。」「なんか硫黄の様な臭いがする。」
「いつ崩れるかわからない。」それから1カ月近く。私は、管理者として、毎日朝の送出しがとても嫌でした。もしかしたら、今日帰ってこないかもしれない。
災害に遭うかもしれない。警備士には「危ないと思ったら、自分の身を一番に行動してほしい。」
「ちょっとでもおかしいと思ったら、退避して連絡してきてほしい。」と呼び掛けていました。
その時は当社の警備士で災害に巻き込まれ、けが等した警備士はいませんでした。
さて、現在に戻るのですが、昨日から記録的な大雨が広島でも降っています。三原・安芸津・黒瀬・海田など、色々なところで自然災害が発生しています。
自然災害や交通災害をはじめとした災害に警備士がまきこまれないか不安でなりません。現場が中止にならなくても通勤中に災害に合うのではないか。
とても心配です。契約やお客様も大切ですが、大切な仲間がケガをしたり、死亡する事はもっとあってはならないと思っています。
それでなくても、交通誘導警備は大変危険な業種の一つでもあります。とある警備士からこんな事を言われたことがあります。
「大変ですが頑張って下さい。」と声掛けすると。「下座の業(行)なので。」と帰ってきました。「下座の業(行)」ってなんですか?っと聞くと。
「誰でもできる事を、誰よりも一生懸命やることに本当の価値がある。と言う事ですよ。」恥ずかしながら、私はその言葉を初めて知りました。
誰かがやらないといけない仕事。道路工事にしても、通信工事にしても、水道工事にしても。現在は警備を付けないとできない工事が多いと聞きます。
人の安全や安心を守る交通誘導警備の仕事。それに誇りをもって取り組む警備士の背中を誇らしく思いました。しかし、その思いとは裏腹に、
全国で警備員が殉職した。車両にひかれ死亡した。などのニュースを見ると。胸が痛みます。ある者は、高速道路に立ち、また、ある者は一般道に立ち。
危険と隣り合わせの中で業務に従事しています。それを鑑みると、決して誰にでもできる仕事であるとは思わないです。私も管理者として、
安全に配慮した教育をしていかなければならない責任を感じます。今、しんしんと降る雨の下でも数十人の警備士が立哨しているのです。
どうか、無事で帰ってきてほしいと切に願います。また、防災に向けて教育だけでなく、安全面に関わる備品に関しても、
経営者に提言しながら購入していこうと思っています。彼らの安全を守るのは、警備会社の責務だと思っています。「下座の業(行)」と誇りをもって立哨する警備士の背中を見続ける為に。
という文章を提出してこの度、表彰されました。
また、広警協(広島県の業界広報紙)にも取り上げて頂きました。
下座の業(行)を教えて下さった住吉さん、ありがとうございました。
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コミュニケーションに、情熱を注ぐ。
警備のあしたに、希望を注ぐ。
株式会社シナジーコミュニケーションズ
警備事業部 吉本 義正
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