おはようございます。

前回の終わり方は、気になられた方もいらっしゃると思います。

今回のブログは「西日本豪雨災害」について書き込みます。

色々と辛い思いをされた方もいらっしゃると思います。

写真等で思い出される方もいらっしゃると思いますので

ここからは、ご注意ください。

また、災害時の写真を出します。

ブログに上げるのはいかがなものかとも思いましたが、

そんな危険な惨状の中で、我々警備士が必要とされた事も

事実であり、我々の使命であったと思っています。

まず、我々の事務所から近い八本松

そして磯松工業団地から志和へ抜ける道

そして、志和から白木に抜ける道

そして、瀬野駅周辺

次に、三永から安芸津へ抜ける蚊無峠

（夜勤で復旧工事を行っている所です。）

安芸区中野で国道2号線が滑落しました。

熊野町でも川角地区（大原ハイツ）が大きな災害が起きました。

他にも、竹原や呉地区、坂町、海田町など様々なところへ

災害復旧工事で警備業務につきました。

現在もなお、災害復旧工事が後を絶ちません。

来年も入札案件は災害復旧工事メインになりそうです。

2018年6月28日から７月８日まで良く雨が降ったのを覚えています。

雨が降り続く中、私は、警報が出た後、１７時に身の危険を感じ、

東広島市西条町寺家の事務所を出ました。

その日、私は志和町を抜け白木街道に出て、深川を南下し、

安佐北の自宅に帰宅しようと帰路につきました。

狩留家の手前当たりまで帰ると、道路が冠水。

普通乗用車が２台冠水した道路に沈んでいました。

近くの工場に車を止め、

冠水した手前でUターンする車を誘導する為

車にあった誘導灯を持ってスーツのまま飛び出しました。

１時間も誘導していたでしょうか。

止めどなくくる車両に、

地元住民の方も協力してくださいました。

我に返った私は、「会社に帰ろう。」と

車に乗り、白木に向かいました。

白木から志和に抜ける通りを通っていた時の事です。

目の前の道路が滝つぼの様に山から鉄砲水が出て

通行止めとなっていました。

ではもう一度狩留家に引きかえそうとしましたが、

そこにはもう道路は無く。川に道路を流されてしまい

陸の孤島となってしまいました。

朝方３時過ぎ、雨量が多少少なくなり、

鉄砲水の水流が弱まったのを見計らって、志和に抜けました。

志和町もあちらこちらで土砂災害が起こっており、

当社の事務所についたのは朝の５時でした。

次の日、工事はほぼ全て止まり、警備の仕事もなく

そして、更に次の日、全く警備業務が

できる状態ではありませんでした。

幸いにも、当社の警備士が被災したという話は聞きませんでした。

しかし、仕事が無くては皆が困る！と思い、

ダメもとで国土交通省の中国整備局西条出張所へ行き

挨拶をし、毎日動ける警備士の人数を所長様へ連絡

その所長様から、土木会社様に当社を当てる。そうして

災害復旧工事が始まっていきました。

西日本豪雨災害から１~２ヵ月は緊急工事ばかりで

当社の警備士にも怖い思いもさせてしまいました。

〇臭いがしたら

〇ミシミシ音がしたら

〇危ないと思ったら

「どうか逃げて下さい。」

どうか、災害にだけは合わないで下さい。と

願いながら送り出したのを覚えています。

案外、警備士さんは楽観的に考えている人もおり

「２０年警備員しているが、２号線を通行止めしたのは

おそらく、最初にも最後にも今回だけじゃ！」と

嬉しそうに言う警備士もいました。

よほど私の顔がこわばっていたのでしょう。

しかし、皆さん良く頑張ってくださいました。

上に上げた各所の工事に伴う交通誘導警備の

おかげもあり、現在では災害の爪痕を待ち中で見る事は

少なくなりました。

私達が社会的に求められている仕事を全うする事

それは、とても素敵な事の様に思えて仕方ないのです。

これからも何があろうと、前向きに歩もうと思います。

さて、今回はこのくらいにして。。。

次回は、「026　トーク・トレーニング術」をお送りいたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

有限会社シナジーコミュニケーションズ

警備事業部　吉本　義正

080-2940-7139

東広島市西条町寺家6840-1

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~